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イネイブラーの母親の特徴:必要とされたい心理と共依存を克服する

イネイブラーの母親の特徴①
いわぶち

いわぶち

超速カウンセラー

心理カウンセリング超速屋。早く楽に確実に癒したいがモットー。短期療法のカウンセリング歴10年。年間150日以上のNLPセミナーをこなす。福祉施設にて8年間精神疾患の方へセラピーを提供。専門はアダルトチルドレン、毒親育ちやトラウマ、HSPの解消。心理カウンセラー、コーチの育成にも取り組む。日本NLP学院学院長。

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アダルトチルドレン(AC)のイネイブラータイプの母親は、父親にも子どもにも共依存を起こしがちです。

このお母さんは優しいタイプで、良かれと思って無意識にやっている面もありますが、母親のお世話が子どもの自立と成長を阻み、父親のアルコール依存症を悪化させてしまいます。

イネイブラーの母親を克服するにはどうすればいいのでしょうか?

この記事で解決できるお悩み
  • イネイブラーの母親の特徴
  • イネイブラーの母親の事例
  • イネイブラーの母親の克服方法

この記事を読むとイネイブラーの母親の特徴や、共依存について理解することが出来て、イネイブラーの母親の影響を克服することが出来ます。

アダルトチルドレン(AC)のイネイブラーから抜け出して、幸せな人生を送るために解説いたします。

イネイブラーの母親の特徴

イネイブラーの母親の特徴①

イネイブラーの母親の特徴は、とても献身的にアルコール依存症の父親の世話を焼き、周囲から見ても優しく愛情深いという点です。

それは子どもの目からしても心配になるくらい、必死に懸命に父親のお世話に励みます。

けれど、イネイブラーは必死に世話を焼けば焼くほど、問題解決から遠ざかってしまいます。

アダルトチルドレン(AC)のイネイブラーとは、世話役救済者という意味の言葉です。

こちらもお読みください。→アダルトチルドレンとは?

アダルトチルドレン:イネイブラーとは?

アダルトチルドレン(AC)のイネイブラーとは、機能不全家族の中では、他の家族を精神的にも物理的にも支えますが、逆に自分の問題からは逃げている子どもという意味の言葉です。

イネイブラーは「世話役・支え役」「救済者」という役割の意味の言葉です。

イネイブラーはアメリカのセラピスト、ウェイン・クリッツバーグアダルトチルドレンのタイプを6つに分けたうちの一つの分類に入ります。

このブログでは8タイプご紹介しています。

アダルトチルドレンタイプ

プラケーターは小さなカウンセラーとして感情や情緒を支え、イネイブラーは行動でお世話をして支える傾向があります。

ケアテイカー(リトルナース)は見返りを求めますが、イネイブラーは日本人女性に多い「見返りを求めず奉仕する」タイプです。

これらの分類や役割は要素であるため、入り混じることは多々あります。

こちらもお読みください。→アダルトチルドレンタイプ診断

機能不全家族で育った娘時代

イネイブラーの母親は自分自身が機能不全家族で育った可能性が大きく、多くは両親(祖父母)も依存症者(アルコール依存症、ギャンブル依存症、薬物依存症、セックス依存症、仕事依存症(ワーカホリック))等と、それを支える共依存者で成り立っています。

イネイブラーになる原因は、女性らしく優しく長女のような責任感を持つ性格の子供であることと、父母の関係を見てお世話が当たり前になる家庭環境が理由です。

機能不全家族内では、母親の母親(祖母)がイネイブラーの可能性も高いために、余計に世代間連鎖で無意識に子どもが行動を真似してイネイブラーになる傾向があります。

そして、無意識に自分自身も世話を焼くことに存在価値を見つけてしまい、大人になってからも恋愛関係で父親と同じような依存症者の男性を好きになり恋人にしがちです。

そして、結婚して新たな共依存症者となって、両親(祖父母)と同じ悩みを抱えるのです。

こちらもお読みください。→機能不全家族とは?

必要とされたい必要の心理

イネイブラーは「必要とされたい必要」というものに突き動かされています。

この「必要とされたい必要」が、ダメな男を選んで世話をせずにはいられない心理と結びつき、結果として共依存を生む源です。

イネイブラーは、「必要とされたい」欲求から、それを自ら必要になるように、ダメ男にさらに自立や成長の妨げになる行動を仕向けるようになります。

なぜ、「必要とされたい必要」という心理が生まれてしまうのでしょう。

アルコール依存症などの依存症の親は、家庭内において親の機能を果たせません。

そのため、特に長男長女は親の肩代わりをすることになり、家事や兄弟姉妹の世話、両親の不始末の後片付けなどをする生活になります。

すると子どもたちは、誰かのお世話を焼くことで頭がいっぱいで、その相手の行動や言動が気になってしょうがありません。

徐々に相手のことも自分のことのように感じてしまい、相手を常に意識し始め同一化していきます。

そして、お世話を焼くことで感謝されるうちに、いつしかそれ自体が欲求になります。

すると、子どもはお世話をすることで承認欲求が満たされるようになり、「お世話をしたい」がために問題解決をせず、相手の自立や成長をさせない「世話焼き行動」=「イネイブリング」をし始めます。

このような世話焼き行動が染みつくことで、「必要とされたい必要」という心理が生まれて、依存症者を探し出しお世話をすることに存在意義を感じ出すのです。

イネーブラーがダメ男を引き寄せて、どんどん泥沼にはまっていく恋愛傾向になるのは、このような仕組みなのです。

こちらもお読みください。→共依存とは?

依存症者との共依存

イネイブラーの問題には共依存(Co-dependency)があげられます。

共依存という言葉は、アルコール依存症の夫を、妻が献身的に奉仕すればするほど、なぜか事態が悪化し、夫を支えているというよりも、「夫のアルコール依存症を支えているのでは?」という状態になる様を見て名付けられたお互いの依存関係を表す言葉です。

上でお伝えした、「必要とされたい必要」で動いているイネーブラーの母親は、父親のアルコール依存症をコントロールしようとします。

このコントロールという行動が、実はアルコール依存症者の本人にとっては、気休めのようにしかならず、むしろアルコール依存症を維持もしくは悪化させる行動なのです。

イネイブラーのこの行動のことを「イネイブリング」=「世話焼き行動」と呼びます。

イネイブリングは、依存症者本人が失敗や反省を感じる機会を奪うために、「まだいける」という気持ちになって飲酒を続けさせてしまい回復や治療を阻むのです。

実際には、イネイブリングをやめるしかアルコール依存症を止めることは出来ません。

つまり、イネイブラーは「必要とされたい必要」から抜け出さないといけないのです。

こちらもお読みください。→イネイブリングとは?

感情表現が鈍麻している

アルコール依存症者の父親を支えるイネイブラーの母親は、機能不全家族内において、子ども時代から辛い思いを隠して生活しています。

辛い思いをすることで、感情が鈍麻することがあります。

トラウマや長引く不安や緊張がいつしか心を防御してしまい、全体的に感じなくなることがあります。

感じないと言っても嫌な思いをしないわけでも、悩みやストレスがないわけでもありません。

ですが周囲から見ると、辛い割には少し無表情なのかな?と思われるくらい、感情表現が薄くなってしまいます。

こちらもお読みください。→アダルトチルドレンの症状とは?

イネイブラーの母親の事例 30代女性Aさんの母親

イネイブラーの母親は、常に父親のことで頭がいっぱいです。

優しさからくるものですが、彼女たちは他人と自分の課題の分離が出来ておらず依存的なため、父親のことや父親の問題が自分ごとのようになってしまっているのです。

ある日、30代の女性Aさんがカウンセリングにいらっしゃいました。

Aさん自身もダメ男を引き付けてしまい、恋愛がうまくいかないというご相談でした。

また、過去の父親が暴れた姿などのトラウマで、日常的に人間関係に不安や緊張を感じており、自分に自信がありませんでした。

お話をうかがうと、Aさんの母親もイネイブラーのようで、Aさんは母親をモデルにして無意識に真似をしているようです。

「母は常に父の気遣いをしていました。酔いつぶれてしまった父をベッドに運び、翌朝の支度やご飯の支度をして、二日酔いの父が会社に遅れないように早起きをしていました。父親が会社に行けそうにない時は、会社に代わりに電話をして、たまに外で酔っぱらって騒ぎを起こした時は、警察に迎えに行ったり、お店に謝りに行っていました。」

「父が家で暴れた時は、私や妹を二階にあげてそこでご飯を食べさせていました。父が酔っぱらって静まって寝るまでひっそりと過ごし、寝るとお酒を隠したりしていました。」

「母はいつもいつも父のことを考えていて、そしてお酒が少しだけで済んだ日は、とても嬉しそうに私に笑いかけていました。でも、だいたいは上手くいかないか、うまくいっても次の日は振り出しでした。その繰り返しをずっとしていました。」

このようにイネーブラーのAさんの母親は、父親の飲酒をコントロールしようとして、それが生きがいかのように生活していたようです。

生きがいになってしまうということが、イネイブラーの厄介なところで、イネイブリングは父親の飲酒を止めることは出来ません。

イネイブラーの母親は父親の飲酒の不始末や、お世話に明け暮れて、代わりに家事をAさんがすることも多々あったそうです。

こちらもお読みください。→アダルトチルドレン:イネイブラーとは?

Aさん自身もイネイブラー:ダメ男恋愛傾向

Aさん自身の父親への思いは、「お酒を飲まなければ優しい父親で、遊んでくれたりするので好きでした」とのことです。

このお話でわかるように、「お酒さえ飲んでいなければ良い人」という考え方が、優しいイネイブラーの弱さでもあり、男性選びの基準が低くなるところです。

イネイブラーのお母さんを男女のモデルにしたAさんは、お金使いの荒い男性や、アルコール依存症の男性、大切にしてくれない浮気ばかりする男性とお付き合いをしていたようです。

イネイブラーは先ほどのように、「お酒さえ飲まなければ」「ギャンブルさえしなければ」「浮気さえしなければ」と考え、このようなダメ男に対して「良い人」と考えがちです。

ですが、本当の意味で「良い人」は目に入りません。

存在意義がお世話になっているために、ダメ男でないとキャッチできない状態になっているのです。

こちらもお読みください。→イネイブラーの恋愛

イネイブラーの母親は気が付くことが出来るか?

イネイブラーの母親は自分のお世話が相手をダメにしていることに気が付くことができるでしょうか?

毒親タイプのなかには、「自己愛型」の親がいて、このタイプだと気が付かない場合がありますが、イネイブラーの母親は自己愛型ではないためおそらく教えてあげると気が付くでしょう。

話し合う時間を取って、父親のためにという話をじっくりしてあげれば、割と理解は良いはずです。

ですが、お世話が存在価値のため動揺はするでしょう。

教えてあげる時は、共依存の仕組みを教えてあげて、優しく諭してあげてください。

イネイブラーの母親の影響を克服するには

イネイブラーの母親の影響を克服する対処法はあるのでしょうか?

Aさん自身が、影響を抜け出して素敵な恋愛をするには次のことが必要です。

インナーチャイルドを癒す

過去のトラウマの経験に住み着いた幼少期の想いを、内なる子ども=「インナーチャイルド」と言います。

イネイブラーのインナーチャイルドは、家庭環境のせいで大人びてしまって「本当は子どもらしくいたかった」「もっと自由に遊びたかった」「子どもらしく甘えたかった」などの気持ちがあります。

また、目の前でお酒を飲む父親に対して、怖い思いをしてトラウマになることも少なくありません。

Aさんの記憶でも、母親の不在時に父親がお酒を飲んで暴れて、家具を壊していたというトラウマなど、いくつも怖い思いをしていました。

父親で怖い思いをしているのにダメ男を選ぶなんて?と思われる方もいるでしょう。

ですが、無意識は長い間目にしているものは親しみや慣れが生まれます。

そして、幼い子どもにとっては、どんな両親でも世界の中心であって愛情を感じるものなのです。

すると、成長してたとえ父親のようなタイプを避けているつもりでも、同じようなタイプを選んでしまいがちなのです。

これらは、経験に対して無意識が価値を感じているために起こる現象です。

無意識が価値を感じないようにするためには、インナーチャイルドを癒してしまい、安心感のある経験にしてしまえばいいのです。

こちらもお読みください。→インナーチャイルドとは?

インナーチャイルドを癒して起こる効果 Aさんの場合

Aさんはアダルトチルドレンのカウンセリングを受けることで、ダメ男に対する引き寄せを断ち切っています。

また、イネイブラーの世代間連鎖も断ち切っています。

そして、自己肯定感をアップし、日常的に感じていた不安や緊張をやわらげて、生きづらさを解消しました。

Aさんがカウンセリングを受けたことで、今は離れて暮らすイネイブラーのお母さんにも無意識レベルで変化が起きたようで、父親に対する関わりが少しずつ改善されてきたようです。

そして、数か月後にご連絡があり、今度は大切にしてくれる人とお付き合いすることになったと喜んでいました。

こちらもお読みください。→イネイブラーの克服

NLPカウンセリング

NLPカウンセリングでは、トラウマの克服やインナーチャイルドの癒しをおこなって、イネイブラーを克服することが出来ます。

イネイブラーの価値観を変えて、ダメ男恋愛を抜け出し、幸せな人生を歩くことが出来ます。

NLP(神経言語プログラミング)では話したくないことは話さなくても解決できるため、辛い思いをしなくても割とスムーズに楽になります。

NLP(神経言語プログラミング)の短期療法はこちらです。→アダルトチルドレンのカウンセリング

以下の記事を合わせてお読みいただくとアダルトチルドレンへの理解が深まります。

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