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共依存とは?恋愛や夫婦・カップル間の特徴や原因をわかりやすく解説

共依存とは?①
いわぶち

いわぶち

超速カウンセラー

心理カウンセリング超速屋。早く楽に確実に癒したいがモットー。短期療法のカウンセリング歴10年。年間150日以上のNLPセミナーをこなす。福祉施設にて8年間精神疾患の方へセラピーを提供。専門はアダルトチルドレン、毒親育ちやトラウマ、HSPの解消。心理カウンセラー、コーチの育成にも取り組む。日本NLP学院学院長。

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共依存とは、アルコール依存症の夫の妻が必死にお世話するほど、事態が悪化する様を見て名付けられた言葉です。

その共依存について、恋愛や夫婦・カップル間の陥りやすい特徴や原因・克服方法などをわかりやすく説明していきます。

この記事で解決できるお悩み
  • 共依存とは?
  • 恋愛や夫婦・カップル間で陥る共依存とは?
  • 共依存になる恋愛や夫婦・カップル間の特徴や原因
  • 恋愛や夫婦・カップル間の共依存を克服するには?

この記事を読めば共依存の特徴や原因がわかり、恋愛や夫婦・カップル間での共依存を克服する注意点を知ることも出来ます。

目次

共依存とは?

共依存とは?①

共依存とは、「依存症者」と「その近くで世話を焼き、支え続ける人」との関係を表す意味の言葉です。

共依存という言葉は本来、1980年代のアメリカでアルコール依存症者の妻や母に対して、現場のケースワーカーが、彼女たちの「病的な世話を焼く状態」に対して使いだした言葉です。

彼女たちは、自分を犠牲にしてまで、アルコール依存症の夫や息子の世話を焼いていましたが、主体は自分ではなく他者「夫や息子」にあります。

彼女たちは必要以上に相手の世話にのめり込み、その相手の状態を改善させると思いきや、問題を持続もしくは悪化させてしまいます。

この「依存症者への世話を焼いたり支える行動」のことをイネイブリングと言い、この二人の状態が共依存です。

彼女たちは、一見、夫や息子、家族を支える良妻賢母のように見えます。

しかし、アルコール依存症者や嗜癖者に対するイネイブリングは、夫や息子を支えるのではなく、実は「夫や息子のアルコール依存症」を支える行動になっているという衝撃的な事実がわかってきたのです。

人間関係は多少なりとも依存しあうものですが、共依存は過剰に依存しあう状態なのです。

かにまろ

かにまろ

お世話をすればするほど、泥沼にはまるのが共依存です。

こちらもお読みください。→イネイブリングとは?

共依存の言葉の語源

共依存という言葉は、もともとアメリカのソーシャルワーカーの間で生まれたCo-Dependencyという言葉です。

Coは共、Dependencyは依存症という意味です。

日本では斎藤学先生が「共依存症」と訳したことが始まりです。

共依存とは、アルコール依存症者の妻や母たちが世話を焼けば焼くほど、かえって依存にどっぷりと浸かっていく夫や息子の様子を見て名付けた関係性を表す言葉なのです。

こちらもお読みください。→アダルトチルドレンとは?

共依存は日本人に多い?

共依存という言葉がまだアメリカより日本へ入ってきていないころのお話です。

1980年代初頭、日本でも斎藤先生は同じようなアルコール依存症者の妻たちを見て「アル中の妻病」と思ったそうなのです。

ですが、その時の妻たちは、まさしく日本の「普通の妻」、「健全な母」と呼ばれる人たちであったそうです。

先生は日本の良妻賢母が行き過ぎて、良妻賢母ロボットのようになっていると感じていました。

1980年代初頭の日本の普通の妻は「共依存症者」だと言っています。

現在、2022年の今では少し古い日本の女性像ですが、この性質はなかなか根深いものではないでしょうか。

皆さんは共依存というと、病的な姿を思うかもしれません。

ですが、斎藤先生は彼女たちの姿を以下のように言っています。

アル中の妻病の人たちの特徴
  • スキのない身なりで、堂々としていてる
  • 学歴が高くきちんとした仕事、職業についている
  • 自立した女性に見える
  • 感情が鈍麻している
  • 自分のことが話せない(夫や子供のことは話す)
  • 家族がいないと生きていけないと思っている

当時の妻たちは一人の男を全面的に支えるくらいなので、すべてがしっかりしていた(ようにみえた)そうです。

かにまろ

かにまろ

「夫をたてて一歩後ろをついていく妻」が共依存的という恐ろしい事実ですね。

参考

斎藤学著『魂の家族を求めて 私のセルフヘルプ・グループ論』(日本評論社 1995/6/10)

こちらもお読みください。→アダルトチルドレン(AC)の共依存の親子関係とは?

共依存は女性に多い?

共依存の支える側は女性に多く見受けられます。

女性は本能的に「調和」を保とうとし、争いを好みません。

ママ友や友人関係においても、男性から見たら「気にしなくてもいいのでは?」と思うほど和を重視します。

この性質から、女性は相手を変えるよりも合わせることを選びがちなのです。

結果として男性よりも共依存症者の支える側になりがちです。

共依存の原因

共依存の原因は、機能不全家族の家庭内の影響であることは間違いありません。

アダルトチルドレン(AC)のタイプとして、「世話役」「支え役」のイネイブラーの人たちがまさに共依存を表現している人たちです。

機能不全家族内では親子の間で、人間関係における安心や信頼などが学べません。

共依存の原因を見てみましょう。

こちらもお読みください。→アダルトチルドレンタイプ診断

嗜癖者がいたことが原因

嗜癖者がいるということは、家庭内に支える側が発生しやすい状況です。

嗜癖とは「何かに極度に没頭する習慣」です。

よくある例では、父親が嗜癖者で母親が共依存の支える側になることです。

アルコール依存症、薬物依存症、ギャンブル依存症、セックス依存症、ワーカホリック(仕事依存症)など嗜癖をもった親がいることで、その子どもは世話役の共依存的役割を身につけるのです。

また、疲弊した母を子どもが支えるという行動もあります。

母がイネイブラー「世話役」であったことが原因

子どもは両親という身近な大人を無意識にモデルにして成長していきます。

そのため、父親が依存症などで、母親が世話役になった場合に母をモデルにした子どもはイネイブラーになります。

そのため共依存を支える側の性質を色濃くしてしまうのです。

イネイブラーについてはこちらで詳しく書いています→イネイブラーとは?

虐待が日常的にあったことが原因

虐待(精神的虐待、身体的虐待、性的虐待)が日常的にあった場合に、なぜ共依存が生まれるのでしょうか?

それは、暴力の前に何をしても逃げられず、あがくのは無駄というあきらめの心理を学んでしまうからです。

暴力や虐待は相手の心にトラウマの経験となり、過去にトラウマがある人たちは無気力状態や感情の鈍麻が起きます。

このあきらめを学習して無気力になることを学習性無力感と言います。

そのため、根本的な解決をせずに表面的なお世話をすることが生きる術になってしまうのです。

こちらもお読みください。→毒親の暴言例

ネグレクト(育児放棄)があったことが原因

親が子どもにネグレクト(育児放棄)をすると、この子どもはネグレクトの辛さを知っています。

そして、自分の子どもにはそのような辛い思いをさせたくないという気持ちが芽生えます。

ネグレクト(育児放棄)が共依存を生むのは、アダルトチルドレンが成人になって「してもらえなかったことをしてあげたい」という反動から自分の子どもやパートナーに過干渉になってしまうからです。

こちらもお読みください。→子どもに無関心な毒親の特徴とは?

過干渉があったことが原因

過干渉はそれ自体が嗜癖者を生むこともありますし、過干渉の連鎖や育児放棄を生む連鎖も起こします。

どんな人間関係もほどほどが良いのです。

嗜癖者がいたり、虐待があるような家族のことを機能不全家族と言います。

アダルトチルドレンを生む機能不全家族のことはこちらに詳細があります。→機能不全家族とは?

共依存の恋愛や夫婦・カップル間の特徴とは?

恋愛や夫婦・カップル間で気を付ける共依存の特徴を見てみましょう。

共依存カップルは幸せか?

共依存カップルは幸せでしょうか?

おそらく、共依存カップルといっている場合、本来の共依存という言葉よりも軽い意味で用いられているのでしょう。

例えば、「人目も構わずラブラブすぎて、自分たち以外目に入らない」とか、「友人の用事を放って彼氏彼女が一番優先」などの使い方です。

家族のことより、「恋人が優先」などもそうですね。

これらは、一時的かもしれないですし、病的ではないので「幸せ」といってもいいでしょう。

二人が幸せかどうかを決めればいいのですから。

本当の共依存で大変な人たちは、「幸せ」と思っていません。

むしろ現状を変えたいと必死に思っていますし、その試みをずっと繰り返しています。

彼らは「なんでこんな風になっているんだ?!」と自分たちを不幸に思っているレベルです。

相手のお世話に必死ですし、お世話される側の人も、相手に対して劣等感があったり、自分の過去を恨んでいたり、あえてきちんとした道を外すようなこともあります。

本来の共依存の恋愛やカップルは、まったく幸せではないですし、どうにかしたいと心から感じています。

かにまろ

かにまろ

病的でない場合には、見逃してもいい状態ですね。むしろ微笑ましいかもです。

ただ、隠れて「共依存」ぽい人がいるのも事実。

彼、彼女に対して過干渉している

あなたがもしも身近なパートナーに対して、過干渉しているとしたら共依存の可能性があります。

考え方や行動に対して批判したり、否定したり、価値観や行動を変えようと必死になっている場合は注意が必要です。

心配しのしすぎや、すべての行動を把握しないと不安などもその可能性が高いです。

見捨てられ不安があって離れられない

上記につながりますが、いつか裏切られる、いつか見放される、いつか捨てられるという不安が大きすぎて、そうならないように必死に言いなりになったり、ストーカーチックになっている場合は共依存です。

見捨てられ不安は、その気持ちが大きすぎてなりふり構わず行動します。

こちらもお読みください。→見捨てられ不安

理不尽に怒られても、自分を守らない

理不尽に怒られても、反論もしないし、その場から立ち去らない方がいると思います。

相手の怒りが去るのを、じっと耐えて我慢している人のことを、自分自身を守っていない状態と言います。

共依存者は、正当に反論することなく、むしろ自分がもっと〇〇してたらと考えて自分を責めたり、傷ついている自分を放っておきます。

その場合、この怒りが恨みに変わり、もっと弱者に攻撃をすることがあります。

外で起きたことや他の家族の愚痴を吐かれる

相手が外や家族の愚痴を常に吐き散らしている場合、共依存者はそれを黙って聞くことが多いです。

共依存者は感情がマヒしていることもありますが、文句を言わない性質のために、しんどくても聞き続けてしまいます。

対等の関係ではない

共依存の場合、対等の関係というものを自然と避けることが多くあります。

お互いが自立したカップルではなく、どちらかが支配し、どちらかが服従するパターンなのです。

パートナー選びにおいても、助けが常に必要な波乱万丈な相手ばかりを選びます。

例えば、依存症はその一つです。

アルコール依存症、薬物依存症、ギャンブル依存症、セックス依存症、ワーカホリック(仕事依存症)などパートナーに依存症がある場合は、その相手は共依存者です。

二人の世界でいっぱいいっぱい

共依存の女性は相手のお世話でとても忙しいです。

ですから、他のことを考えていられる暇はありません。

そのため、季節の移り変わりや世間や社会で起きていることなど、まったくと言っていいほど興味がない、もしくは目に入りません。

DVやモラハラがある

DVやモラハラなどの身体的虐待や精神的虐待、性的虐待なども共依存にはありがちです。

もしも相手が 普段は優しい→暴力→心からの謝罪や愛情表現→普段は優しい→暴力→…というループを繰り返している場合は共依存です。

共依存者は「普段は優しい&心からの謝罪と愛情表現」に期待をしてしまうのですが、これは暴力や虐待をする人の負のパターンです。

繰り返しが何度も起きていると思ったらしかるべき場所へ相談しましょう。

浮気を何度もされている

をつかれたり、浮気をされたり、これらを何度も繰り返されている上に、それを見て見ぬふりをする場合は共依存です。

あなたは、彼以外のことを考えられず、他の選択肢が思い付かないくらい共依存にはまっています。

最後に帰って来てくれたら…と思う人もいますが、ずーっとこれを繰り返します。

かにまろ

かにまろ

3回も4回もしている場合は病的なんですよ。

こちらもお読みください。→毒親育ちの女性は恋愛が上手にできない!?

自分を犠牲にして相手を助けている

彼の借金返済の肩代わりをしている人、それを当たり前だと思っている人は共依存です。

彼女が一生懸命仕事しているのに、彼は家で仕事もせずごろごろしているのも共依存です。

また、こういう場合の彼は人生の中で転職が多い場合が見受けられます。

自分を犠牲にしてお世話をしている

自分のことを犠牲にして彼のお世話をしていませんか?

仕事を休んでまで彼のお酒のことであれこれ手伝ったり、病院にいくのを手伝うのも共依存です。

また、相手の職場へお休みの連絡をするなども、非常時でないのなら行き過ぎたお世話になります。

彼以外の人間関係がない

彼はいろいろな問題を抱えていて、あなたは彼のことで頭がいっぱいの上に、いろんなお世話もしなければいけません。

すると、自分の友人関係や職場での人間関係などがどんどん希薄になって、気が付いたら彼以外の人間関係がない状態に孤立していきます。

彼を最終的に支えるのは私だと思っている

共依存は相手のことしか考えられないので、どんなに大変でも彼なしの生活は思いつかない状態です。

最終的には、自分が彼を支えなければと思っています。

他人の期待を裏切ることを恐れる

共依存者は相手のことを察して先回りし、常に期待に添おうと考えています。

相手の期待に添うことで、相手から必要され続けようとするのが共依存者です。

自他の境界があいまいなため起きる現象です。

こちらもお読みください。→アダルトチルドレンの恋愛問題

自傷行為

自分の感情を押し殺したり、いわゆる抑制をしているひとに見受けられるのが自傷行為です。

本来の自分は共依存などしたくないのでしょうが、相手の意志に振り回せれている時間が長くて、自分の気持ちを抑え込みすぎ、このようなことが起きてしまいます。

相手をコントロールしようと頑張る

例えば、アルコール依存症の彼に対して、毎日頑張ってお酒を隠したり、捨てたり、お金を渡す金額をセーブしたり、いろいろな工夫を何度もしている人は共依存です。

もしも本当にやめさせたいのなら、相手を放っておくことが必要で、コントロールは同じ繰り返しを生むだけなのです。

かにまろ

かにまろ

このようにあれこれ工夫して頑張っちゃうのが共依存者の特徴です。

専門的に言うと、すべては「意味なし」なのですよ。

相手が問題や危険な状況に身を置きやすい人

どう考えても彼が悪い人と付き合っているようだなと思うなら、それを支えているあなたは共依存者になります。

あなたが悪くないにしても、そういう彼を選びやすい傾向が共依存の人にはあります。

依存心が強すぎる

依存心が強すぎるので、自分一人では生きていくことが出来ないと強く思っています。

彼がいない世界なんてありえない!って考えているあなた、普通程度なのか、依存心なのか一度考えてみましょうね。

彼に自分の感情や意思を表現できない

共依存の人たちは、機能不全家族内で育ったために、自分の感情や意思を尊重されたり理解されたり、丁寧に扱ってもらっていません。

そのために、自分の意志や感情を表現する方法を知りません。

せっせと相手の行動を変えようとしますが、「わたしはこう思う」という自分主体のメッセージの発信は苦手です。

こちらもお読みください。→アダルトチルドレン:プラケーターとは?

共依存恋愛や夫婦関係・カップル間の克服方法とは?

では、共依存恋愛や夫婦関係・カップル間の克服方法とはなんでしょう?

お世話をやめること

もしも、本当に共依存の関係を回復したいのなら、厳しいですがお世話をやめる選択をすることです。

例え身近な相手でも、相手の問題は相手の問題としてきちんと切り分けて、相手に片づけてもらうことが、自分と相手の自立をうながします。

そのかわり、自分も自分のことを一番に考え、自分を大切にすることを学ばなければいけません。

自分自身の存在価値を「他人のお世話」から抜け出させる必要があります。

自分を主体にして考え、自分を大切にすること

自分を大切にするという選択も必要です。

他人を人生の主体にしてきた人は、いきなり自分を大切にするということがわからない場合があります。

少しずつ時間をかけてでも、自分が本当は何をしたかったのか?ということを、子どもの頃から振り返ってみることが大切です。

少しづつでも自分の感じていること、考えていることを表現する練習をしましょう。

「わたしはこう思っている。こう感じている。」という自分主語の日記をつけることもおススメです。

そうすることで、共依存の関係から抜け出すことも出来ますし、相手の問題も少しずつ改善されていきます。

別居や離婚も考えるべき

彼がアルコール依存症や暴力をふるう場合、別居や離婚も考えるべきです。

なぜなら、共依存のあなたが近くにいてお世話をする限り、このループは変わらないからです。

別居も離婚も完全に会わないということをしないと、まずこのループを変えられません。

そこが共依存の怖さであり、あなたや彼がもっとひどい状態になる前に、区切りをつけることが必要なのです。

過去のパターンから抜け出すには共依存のカウンセリング

共依存は過去の機能不全家族内でのパターンが身に沁みついているために起こることです。

NLP(神経言語プログラミング)は、催眠療法、家族療法、ゲシュタルト療法がもとになった短期療法で、あなたの過去をしっかり癒し、ネガティブなパターンを抜け出すお手伝いが出来ます。

NLPのカウンセリングや講座でお待ちしております。

NLP(神経言語プログラミング)は人生を豊かにして充実させる方法なのです。

短期療法のNLPカウンセリングはこちらです。→アダルトチルドレンのカウンセリング

以下の記事を合わせてお読みいただくとアダルトチルドレンへの理解が深まります。

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