アダルトチルドレン(AC)の中には他人の感情に引きずられやすいタイプがいます。
他人の感情に寄り添える点では良いのですが、人が思うよりも感情の波が激しく、人間関係で疲れ切ってしまいます。
どうして他人の感情に引きずられてしまうのでしょう?
また、穏やかな感情でいることは可能なのでしょうか?
- アダルトチルドレンの特徴③:他人の感情に引きずられる
- 他人の感情に引きずられる原因
- 他人の感情に引きずられないためには?
この記事を読むとアダルトチルドレンの特徴に多い「他人の感情に引きずられる」ことについて理解できて、他人の感情にひきずられないために必要な方法がわかります。
他人の感情に引きずられないようになり、人間関係の苦手な問題を克服して人生をより幸せにしましょう。
目次
アダルトチルドレンの特徴③:他人の感情に引きずられる病気?
アダルトチルドレン(AC)の特徴である一つに、他人の感情に引きずられるという点があげられます。
こちらは病気?と書いておりますが、正式には病気ではなく、相手の感情や思いに引きずられやすい性質になります。
他人の感情に引きずられるという言葉は、他人のネガティブな感情(怒り、不安、悲しみ、落ち込み、孤独感など)やエネルギーに対して、まるで自分が経験したことのように敏感に感じてしまい影響が出てストレスを感じるという意味です。
この性質は先天的な人もいれば、機能不全家族などの過酷な家庭環境によりトラウマが出来て、後天的に引きずられやすくなる人もいるようです。
こちらもお読みください。→アダルトチルドレンとは?
エンパス
エンパス(empath)は共感能力が人並外れて異常に高い人のことです。
人はミラーニューロンという神経細胞のおかげで、共感能力(empathy)を持ちます。
この共感能力が異常に高い人がエンパスと呼ばれます。
例えば映画の予告だけで感情移入をして泣いて号泣したり、近くに悲しい人がいたら自分も同じように悲しくなってしまうような人です。
並外れた共感能力のため、一緒にいる人と同じ状態にまでなってしまい、人間関係で感情のコントロールをすることが大変です。
私も何人かお会いしますが、非常に強いレベルで他人の感情に引きずられるために、本人はわかっていても疲れると言います。
HSP
HSPはHighly Sensitive Personの略で生まれつき敏感で外界からの刺激に対する感受性の高い人です。
HSPの人たちは、共感能力の高さではなく、刺激に対して感受性が高いのです。
ですから、イライラした人や悲しんでいる人がいると、その刺激に対して通常の人が受けるよりも大きな刺激が来るのです。
その結果として、他人の感情に巻き込まれて引きずられてしまいます。
また、環境的に大勢の人がいるよりも、1人で過ごす方が刺激が少なく安心できます。
こちらもお読みください。→アダルトチルドレン:ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー)とは?
共通するのは感情に敏感
エンパスもHSPも共通するのは、周りの感情に敏感すぎる感覚を持つという性質です。
上では先天的と書きましたが、大きなトラウマや家庭環境の過酷さで、後天的に敏感になることもあります。
その場合はエンパスやHSPに似たような症状ですが、NLPカウンセリングで改善する可能性があります。
症状
他人の感情に引きずられやすい症状は次のようなものです。
- 人込みで疲れやすい
- 近くの人の感情を受けやすい
- 話を聴いている相手の感情が移りやすい
- テレビや映画にすぐ感情移入しやすい
- 見たものに数秒で感化される
- 芸術など感動しやすい
一見、うらやましいと思う方もいるかもしれませんが、他人の感情に引きずられやすい人は、四六時中感情がアップダウンするので非常に疲れやすく、ストレスがたまりやすいのです。
アダルトチルドレンの特徴③:他人の感情に引きずられる原因
アダルトチルドレンの特徴の他人の感情に引きずられる原因は、上でも解説したように生まれつきのものと、後からできた後天的なものの可能性があります。
ここでは、後天的な原因を解説いたします。
機能不全家族の緊張状態
アダルトチルドレンを生む機能不全家族においては、両親の喧嘩や不和、虐待や暴力、精神的虐待や否定、支配や過干渉などがあり、子どもの心は常に不安定で緊張状態にいます。
このような過去のトラウマ経験があることで、人は心が常に警戒モードになり、様々な刺激に対して敏感な状態になります。
つまり、アダルトチルドレンの中にはHSPのように、人の感情に非常に敏感になっている人たちがいるのです。
こちらもお読みください。→機能不全家族とは?
毒親の性質のモデリング
毒親が共感能力が高く、他人の感情に引きずられやすい性質の場合、子どもが後天的にモデリング(真似)をしてしまう可能性もあります。
親がしている行動を真似て、誰かの気持ちに寄り添うことをしていることで、自分自身も敏感になってしまうのです。
相手の立場にすぐ立ってしまうという意味では優しい面でもありますが、自分の気持ちをないがしろにしている可能性もあります。
アダルトチルドレンのタイプとしては、他人の感情に引きずられやすいのは、プラケーター(慰め役)タイプ、ピエロ(クラウン、マスコット)(道化師)タイプ、イネイブラー(世話役)タイプがあげられます。
こちらもお読みください。→アダルトチルドレンタイプ診断
アダルトチルドレンの特徴③:他人の感情に引きずられる病気?を克服する方法
他人の感情に引きずられないようにするには、いくつかの方法があります。
どれも自分の感情を他人と切り分けるために必要なスキルになります。
共感能力をシャットアウト
共感能力をシャットアウトするには、意識をそらすことが一つあげられます。
まったく違うことを考えたり、安心感のあるイメージを持ち続けることで、心にバリヤーを張るのです。
また、イメージワークなので伝わりにくいかもしれませんが、心にフィルターをかけるというイメージを持つことも出来ます。
また、緊張状態が心を鋭敏にしてしまう可能性があるため、日々リラックスを心がけることが重要です。
先天的に他人の感情に敏感な人は、そもそも人との接触を避けたり、刺激を減らすために耳栓をするなども一つの緩和方法です。
過去の経験を癒して緊張状態を解くためのアダルトチルドレンの講座やカウンセリング
他人の感情に引きずられずにゆとりある生活をするなら、過去の機能不全家族の影響を断ち切ることが一番です。
カウンセリングではあなたの過去の経験や両親の喧嘩など、トラウマの解消をすることで、感情が引きずられる原因となった幼少期の過去を癒してしまいます。
幼少期の傷ついたトラウマを抱えたインナーチャイルドを、優しく育てなおしてしまい、あなたの価値観の根底を変えていきます。
NLP(神経言語プログラミング)のカウンセリングでは話したくないことは話さなくても解決できます。
コンテントフリーのアプローチのため、出来る限り辛い思いをせずに解決できますよ。
アダルトチルドレンの生きづらさを克服する方法
アダルトチルドレンの生きづらさを克服するには、潜在意識がもっている過去の経験のつらい記憶を癒していくことが近道です。
そうすると、今まで囚われていたパターンから抜け出します。
そして、人生好転の歯車が回りだすのです。
もし、アダルトチルドレンの生きづらさも人生もまるっと改善したいなら、どうぞ↓をご覧くださいね。
以下の記事を合わせてお読みいただくとアダルトチルドレンへの理解が深まります。
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