アダルトチルドレン(AC)タイプにプリンス(プリンセス)がいます。
プリンス(プリンセス)は「人形」「優等生」という言葉の意味になります。
このプリンス(プリンセス)は恋愛において、依存的になったり、共依存になって生きづらさを感じがちです。
なぜアダルトチルドレンの プリンス(プリンセス) の恋愛問題は起きるのでしょう。
- プリンス(プリンセス) の恋愛の特徴とは?
- プリンス(プリンセス) の恋愛パターンを変えるには?
この記事を読むと プリンス(プリンセス) の恋愛や恋人選びで陥りやすい問題点が理解でき、より良い恋愛に活かすことが出来ます。
目次
ACプリンス(プリンセス) の恋愛の特徴
アダルトチルドレン(AC) プリンス(プリンセス)タイプの恋愛の特徴は、恋人に対しての依存心と主体性のなさからくる生きづらさ、共依存、うわべだけで心が通わない不安感などが問題です。
プリンス(プリンセス) は人形、優等生という役割の言葉の意味です。
プリンス(プリンセス) は機能不全家族の中で、過干渉な異性の親から溺愛され、理想を押し付けられて言いなりになって生きてきました。
わかりやすく言うとマザコン、ファザコンの子どもたちが大きくなっても、家庭環境の悪影響が出ているのが プリンス(プリンセス) の姿です。
子どもの時は溺愛されて気が付きませんが、アダルトチルドレンの機能不全家族の毒親の溺愛はだいぶ問題があります。
なぜなら、溺愛は過干渉であり、過干渉とは親の理想を押し付けているだけであって、子どもが主語ではないのです。
子どもは大人のしたいことをさせられて、それを褒められ、喜ばれているので、心の中は空っぽで虚しさを感じていることが多々あります。
自分のしたいことや感情、意思を出すと否定され、子供扱いされ、ずっと言いなりに生きてきました。
この性質は恋愛においても、同じような圧力で支配してくる恋人を選びがちで、いつまでたっても本心が満たされることはありません。
もう少し見てみましょう。
こちらもお読みください。→アダルトチルドレン:プリンス(プリンセス)タイプとは?
アダルトチルドレン:プリンス(プリンセス)とは?
アダルトチルドレン(AC)のプリンス(プリンセス)とは、機能不全家族の中で親の理想を押し付けられ、言いつけを守り、親の期待通りに生きる「優等生」「人形」の役割の子どもです。
親の言いなりで意志がないために「人形」という呼び名があります。
このブログでは8タイプご紹介しています。
- プラケーター「慰め役」
- イネイブラー「世話役」「支え役」
- ケアテイカー(リトルナース)「世話役」「小さい看護師」
- スケープゴート「生贄」「身代わり」「犠牲」
- ヒーロー「英雄」
- ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー)「いない子」「迷子」
- ピエロ(クラウン、マスコット)「道化師」
- プリンス(プリンセス)「人形」「優等生」「王子様・お姫様」
これらの分類や役割は要素であるため、入り混じることは多々あります。
実際にアダルトチルドレンのカウンセリングに来られる人たちは、何種類かお持ちの方が多いです。
ご自身のタイプがわかると、恋愛や人間関係などで気を付けるポイントがわかりますよ。
こちらもお読みください。→アダルトチルドレンタイプ診断
プリンス(プリンセス) は恋人に本音が出せない
プリンス(プリンセス) の人たちは、自分がしたいことや感情がわからないと言うことがあります。
機能不全家族内で長い間、親から感情や意思を表現する機会を奪われていたためです。
両親のモデルは自分の恋愛観や結婚観に非常に強く影響します。
すると プリンス(プリンセス) の惹かれる恋人は、異性の親のようなタイプであることが多いのです。
プリンス(プリンセス) の親の機能不全は厄介で、本人も外から見ても気づかれない「見えない機能不全」であることが多いです。
他人から見ると、とてもしっかりして外面が良いのですが、関わりが過干渉や親の自己愛なので、実は相当な歪みとストレスが子どもにはかかっています。
プリンス(プリンセス) が惹かれる恋人も、過干渉や自己愛のタイプの可能性があるため、どんなに表面的に良く見えても、心の抑圧はだんだん増していきます。
こちらもお読みください。→機能不全家族とは?
プリンス(プリンセス) は恋人から親子関係で引かれる
プリンス(プリンセス) は恋人からマザコンやファザコンで引かれます。
引かれるくらいなら悲しいですが正常で、上で説明したような過干渉タイプの恋人と付き合うことになったら、親とあなたの取り合いが起きます。
過干渉で共依存の親は独占欲が強く、 プリンス(プリンセス) を持ち物と思っているため、友人や恋人が出来ることが非常に怖くてたまりません。
同じようなタイプの恋人も独占欲が強くなり、友人づきあいなどにいちいち干渉してくるかもしれません。
プリンス(プリンセス) タイプの人は、これに慣れているのでわからないかもしれませんが、本来は過干渉で、あなたの心は抑圧されきついはずです。
プリンス(プリンセス) は突然生きづらさを自覚しますが、なんでこうなっているのかわからない可能性が大きいです。
理由は実は簡単で、人は誰かの意思で生かされ続けると苦しくなるということなのです。
こちらもお読みください。→毒親の過干渉の特徴とは?
プリンス(プリンセス) は恋人の言いなりになりやすい
プリンス(プリンセス) は知らないうちに恋人の言いなりになっています。
自分の意思や感情を尊重されることがなかったため、意外と普通に言いなりになっています。
主体性がなく、デートをするにも付き合うにも、支配的な恋人に任せることが出来て、メリットとしては考えなくて楽だと思っています。
依存していればいつまでも溺愛されるため、なんとなく楽しく生きていく面もありますが、大抵突然苦しくなって生きづらさを感じるようになります。
こちらもお読みください。→毒親育ちの女性は恋愛が上手にできない?
プリンス(プリンセス) は恋人からDVやモラハラ被害を受けやすい
プリンス(プリンセス)が言いなりになりやすいという意味では、恋人からのDVやモラハラを受けやすいということも問題点です。
親に意見をするようなことを、今までしてきたこともないかもしれないし、しても無駄だったかもしれませんが、抵抗するということがわからないタイプでもあります。
そうすると、NOが言えないために、どこまでもひどい扱いを受けたり、暴言を吐かれるようなこともありがちです。
ですが、親のように支配をされてメリットもあるし、無意識的には言いなりは慣れているために、別れるという発想がわかなかったりします。
恋人からのDVやモラハラは、断固受け付けないという姿勢が必要です。
プリンス(プリンセス) は恋人からうわべだけ見られている
プリンス(プリンセス) の親は理想を押し付けて、立派な男性や女性にあなたを仕立てています。
とは言え、磨かれているのが内面ではなく、外面であることが多いです。
毒親があなたたちを使って満たしたいのは、自分の見栄なので、お金をかけたり、流行りの習い事をさせたりしていたのです。
親と同じようなタイプの恋人なら、同じように プリンス(プリンセス) のうわべを見ている可能性があります。
うわべが大切ではないとか、そういうことではありません。
親と同じような恋人は、あなたの内面である感情や意思を大切には出来ないことが問題なのです。
カウンセリングに来る プリンス(プリンセス) の人たちは、多くが感情や意思を抑圧しすぎて辛くなっています。
今まで表現しなかったから平気!ではなく、限界はいずれやってきます。
すると、うつ症状ややる気が出ないなどの身体症状として出てくる可能性があるのです。
こちらもお読みください。→毒親育ちの男性の特徴
プリンス(プリンセス) は恋人の理想を叶えようと必死
プリンス(プリンセス) は親の期待や理想通りを叶えようと必死でした。
そのため、そうしなければ愛されないという感覚が身に沁みついています。
外見や他のことは磨かれましたが、条件付きで愛されたため、心の根底の自己肯定感が育っていません。
ですから、自立心を邪魔されたプリンス(プリンセス) は、親と同じような支配的な共依存タイプを求めて縞ます。
そしてまた、愛されるためには恋人の言いなりになり、恋人の理想を叶えようと必死になっていくのです。
プリンス(プリンセス) は恋人の無理を聴いて燃え尽きる
先ほどもお伝えしましたが、親の言いなりや恋人の理想を無理して叶え続けているプリンス(プリンセス)はある日限界を超えて心が折れてしまいます。
突然やる気がなくなったり、突然涙が出てきて止まらなくなったりするのです。
自分では気が付いていなくても、誰かの命令で生きている身体や心は、「もう無理です」と叫んでいるのです。
自分の気持ちがどこにあり、自分の感情は何を感じどうしたいのか?
このように自分を大切にしていくことを始めていくと、少しずつ自分の感情や意思を取り戻し、生きづらさが減っていきますよ。
こちらもお読みください。→アダルトチルドレンの恋愛問題
アダルトチルドレンの恋愛問題:タイプ別
アダルトチルドレンのタイプをこのブログでは8タイプでご紹介しています。
それぞれのアダルトチルドレンタイプ別恋愛をご覧ください。
- プラケーターの恋愛「慰め役」
- イネイブラーの恋愛「世話役」「支え役」
- ケアテイカー(リトルナース)の恋愛「世話役」「小さい看護師」
- スケープゴートの恋愛「生贄」「身代わり」「犠牲」
- ヒーローの恋愛「英雄」
- ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー)の恋愛「いない子」「迷子」
- ピエロ(クラウン、マスコット)の恋愛「道化師」
- プリンス(プリンセス)の恋愛「人形」「優等生」「王子様・お姫様」
こちらもお読みください。→アダルトチルドレンタイプ診断
ACプリンス(プリンセス)の恋愛パターンを変えるには?
プリンス(プリンセス)の依存的な体質を回復したり、恋人に対して対等になって、自分の感情や意思を発揮できるようになるには、幼少期に経験した過去のトラウマや親の関わりをしっかり癒していくことです。
おそらく子どもの時に本当はやりたかったこと、親が叶えてくれなかったことが、多少あると思います。
そのような過去の傷に住むインナーチャイルドを癒して、自分の感情と意思を取り戻すことが出来ます。
そうはいっても、プリンス(プリンセス)は自立が怖いと思うかもしれません。
親の言いなりになったり恋人の言いなりになっていた面は楽だったかもしれません。
でも、多くの人は自立することで、楽しい人生を送ることが出来ます。
人は「した後悔」よりも「しなかった後悔」を年を取ってから悔やむそうです。
今この瞬間を楽しい人生にするために、自分自身を癒していきませんか?
ACプリンス(プリンセス)の恋愛パターンを変える方法
アダルトチルドレンの恋愛問題や夫婦関係を克服するには、潜在意識がもっている過去の経験のつらい記憶を癒していくことが近道です。
そうすると、今まで囚われていたパターンから抜け出します。
そして、パートナーとの関係性が良くなったり、優しいパートナーに出会えたりするのです。
もし、恋愛もアダルトチルドレンもまるっと改善したいなら、どうぞ↓をご覧くださいね。
以下の記事を合わせてお読みいただくとアダルトチルドレンへの理解が深まります。
- アダルトチルドレンのカウンセリング:ACヒーローの場合
- アダルトチルドレンのカウンセリング:ACスケープゴートの場合
- アダルトチルドレンのカウンセリング:ACプリンス(プリンセス)の場合
- アダルトチルドレンのカウンセリング:ACピエロ(クラウン、マスコット)の場合
- アダルトチルドレンのカウンセリング:ACロストワン(ロストチャイルド、ロンリー)の場合
- アダルトチルドレンのカウンセリング:プラケーターの場合
- アダルトチルドレンのカウンセリング:イネイブラーの場合
- アダルトチルドレンのカウンセリング:ケアテイカー(リトルナース)の場合
- アダルトチルドレンのカウンセリングとは?主な内容、効果、料金
- アダルトチルドレンのカウンセリング(オンライン&対面)神奈川県相模原市
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