アダルトチルドレン(AC)タイプにロストワン(ロストチャイルド、ロンリー)がいます。
ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) は「いない子」「迷子」という言葉の意味になります。
ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) は、言葉でイメージできるように一人が好きになってしまったタイプで恋愛にも臆病です。
ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) の恋愛や恋人探しはどのようにしたらいいでしょう?
- ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) の恋愛の特徴とは?
- ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) の恋愛パターンを変えるには?
この記事を読むと ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) の恋愛や恋人選びで陥りやすい問題点が理解でき、より良い恋愛に活かすことができます。
目次
ACロストワン(ロストチャイルド、ロンリー)の恋愛の特徴
アダルトチルドレン(AC)のロストワン(ロストチャイルド、ロンリー)の恋愛の特徴を語る上で重要ポイントがあります。
アダルトチルドレン(AC)のロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) はいない子、迷子という役割の言葉の意味になり、存在感を消すことで機能不全家族内における生存戦略にしました。
存在感を消すのに、親を含めた人間関係から離れることを選んだのが ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) です。
ここで重要ポイントです。
それは、「恋愛を出来たらしたい」と思っている人と、「恋愛とかそもそもどうでも良い」と思っている人がいるからです。
前者の人は、機能不全家族内でのネグレクト(育児放棄)や虐待などのトラウマのせいで、人間関係や恋愛関係に恐怖が混じってしまって「したくても出来ないから遠ざけている」タイプです。
後者の人は、そもそもの生まれた時からの気質もあって、自閉傾向が強く「恋愛に興味がない」というタイプです。
よく前者と後者を混ぜて話を進めている方がいますが、後者は恋愛をしたいと思っていないタイプなのでここでは取り上げません。
かにまろ
恋愛したい!という ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) さん向けの記事ですよ。
この記事はロストワン(ロストチャイルド、ロンリー)になりたくないけどしょうがなくなってしまって、恋愛したいけど困っているんです。という方向けの記事になります。
頭では恋愛したい、恋人欲しいと思っているのに、なかなか一歩が踏み出せない、そのような方へ読んでいただきたいと思います。
ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) はいない子、迷子という役割の言葉で、機能不全家族のいざこざから離れて存在感を消して自分を守っているタイプです。
ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) が生まれるのは、ネグレクト(育児放棄)や過干渉のせいです。
ネグレクト(育児放棄)は、子どもにとって親は何もしてくれないため、「両親への働きかけは無駄」という学習になり、人間関係を寄せ付けず努力しないようになります。
過干渉は逆に、両親は子どもの意思や感情を尊重しないで、自分のために行動するのだという学習をするため、人間関係にうとましさを覚えるのです。
ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) にとって、つらい思いはすべて両親から生まれてくるために、生きる戦略として、人間関係を極力断ち切るという選択になったのです。
また、他にも上の兄弟姉妹が違う役割を担い、それを見ていて「めんどくさい」と思って ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) になる可能性もあります。
これらのトラウマや歪んだ価値観のせいで、 ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) は、いざ好きな相手が出来ても恋愛関係で一歩が踏み出せないのです。
それらは、両親や兄弟姉妹との過去の経験によるものなのです。
こちらもお読みください。→機能不全家族とは?
ACロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) は恋愛関係が怖い
ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) は機能不全家族内で、ネグレクト(育児放棄)や過干渉を受けました。
いずれにしても、自分という存在を大切にしてくれない関わりです。
子どもは幼少期に無条件の愛が必要で、そもそも無視されるネグレクトは論外ですし、過干渉はめぐりめぐって親のためなので、どんなに世話をされても真っすぐに子どもの中に愛情が溜まりません。
ネグレクトは関わって欲しいのに関わってくれない絶望を植え付けられあきらめます。
過干渉はやめて欲しいのに、関わり続けられて絶望を感じあきらめます。
この結果、人間関係がわずらわしくなり、恋愛についても良いイメージが出来ないのが ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) です。
身近な人間関係の基本である親から、信頼関係や愛情を歪んで受け取ってしまったり、受け取れなかったりした ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) は、人間関係の構築が上手に出来ないのは当たり前です。
そして、身近な両親という人間関係の原型モデルを切り離した彼らは、多くが学校や社会でも同じように人間関係を遠ざけてしまう傾向があります。
ですから、遠くから素敵な異性がいても、声をかけられなかったり、声をかけられてもどう反応したらいいのかわからなかったりした経験があるでしょう。
これらは、親への不信から始まった対人恐怖とも言えるでしょう。
こちらもお読みください。→子どもに無関心な毒親の特徴とは?
ACロストワン(ロストチャイルド、ロンリー)は恋人に過干渉されたくない
ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) は一人の人間関係に慣れてしまっていることも多いです。
他者の感情と交わると、自分が辛くなったり、虐待や暴力、否定など苦しい思いをさせられることが多かったのです。
また、身近な母親に虐待やネグレクト(育児放棄)を受けると、「親しい関係」になると「怖いことが起きる」という脳の一般化も起きます。
カウンセリングに来る ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) の方の悩みで多いのは、親しくなる(なりそうになる)と相手との縁を断ち切ってしまうことが良く起きるというものです。
本人の意識では、そのようなことをするのはおかしいと思っています。
せっかく仲良くなったのに、せっかくできた恋人なのに、過去の経験を無意識で学習しているために、知らないうちに縁を断ち切るようなことをし続けてしまうのです。
こちらもお読みください。→毒親の過干渉の特徴とは?
ACロストワン(ロストチャイルド、ロンリー)は感情表現が苦手
ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) は自分の感情や意思の表現を無視されたり、尊重されていません。
その結果、感情を表現することや、誰かに意思を伝えるコミュニケーション能力を閉ざしてしまいました。
長年使わなかったことで、いざ好きな人や好意を持ってくれる人が表れても、上手に表現できませんし、上でもお伝えしたように自動的に距離を取ろうとしてしまいがちです。
感情表現は恋愛やコミュニケーションには必要で、 ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) の人たちは苦労しているでしょう。
心を閉ざしてしまったために、簡単には感情を出すことに抵抗があると思います。
このような場合は感情を癒し、感じることや表現することを許可していくことが重要です。
こじれた恋愛には巻き込まれない
一点、 ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) のメリットは、こじれた恋愛関係に巻き込まれにくいということがあげられます。
人を遠ざけたことで、感情の波もなくなりますし、平穏と言えば平穏な毎日を過ごせます。
人間関係は、一人だけでいることよりも、やはり何倍か面倒なことも起きます。
相手が恋愛でこじれた相手だったら、そもそもの煩わしさを避けることが出来るのです。
気を付ける相手は過干渉、無関心タイプ
ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) が気を付ける恋愛相手は過干渉タイプと無関心タイプです。
この二つのタイプは親の性質である場合があり、今までと同じ辛さを味わうことになります。
結果は目に見えていて、また心を閉ざして離れたくなることが非常に多いです。
それでも恋愛したいですか?
ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) の人は自立していると言われます。
ですから、 ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) は自立した相手が合っていると言えると言われます。
でも、よく考えてください。
簡単に自立した相手と言いますが、完璧な人はいません。
恋人と付き合ったら傷つきます、傷つけもします。
良い面ばかりではありません。
それも含めて ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) の人は、あらたな覚悟をする必要があると思います。
また、そんな都合の良い人は先に誰かに取られていると考えるのも必要です。
自分にあった理想を求めるのもいいですが、 ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) の人は自分もゆっくりでも良いから変化して他人を受け入れるという選択が必要なのです。
こちらもお読みください。→アダルトチルドレンの恋愛問題
アダルトチルドレンの恋愛問題:タイプ別
アダルトチルドレンのタイプをこのブログでは8タイプでご紹介しています。
それぞれのアダルトチルドレンタイプ別恋愛をご覧ください。
- プラケーターの恋愛「慰め役」
- イネイブラーの恋愛「世話役」「支え役」
- ケアテイカー(リトルナース)の恋愛「世話役」「小さい看護師」
- スケープゴートの恋愛「生贄」「身代わり」「犠牲」
- ヒーローの恋愛「英雄」
- ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー)の恋愛「いない子」「迷子」
- ピエロ(クラウン、マスコット)の恋愛「道化師」
- プリンス(プリンセス)の恋愛「人形」「優等生」「王子様・お姫様」
こちらもお読みください。→アダルトチルドレンタイプ診断
ACロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) の恋愛パターンを変えるには?
ロストワン(ロストチャイルド、ロンリー) の人間関係を無意識に避けたり、関係性を壊そうとしてしまう行動には幼少期の過去を癒していくことが必要です。
両親との関わりの関係が恋愛モデルまでに響いているために、恋人選びでも同じことが起きたり、怖いという気持ちが出てきてしまったりします。
ネグレクト(育児放棄)で悲しかった絶望感や、過干渉で苦しかった絶望感の過去、虐待や両親の不仲の過去などを経験から癒してしまって、囚われた価値観から抜け出すと、思考や行動パターンに変化が起きます。
これらは無意識から起こるために、「恋愛したい」けれど「恋愛したくない」という葛藤から解放されて恋愛の苦手を克服することが出来ますよ。
ACロストワン(ロストチャイルド、ロンリー)の恋愛パターンを変える方法
アダルトチルドレンの恋愛問題や夫婦関係を克服するには、潜在意識がもっている過去の経験のつらい記憶を癒していくことが近道です。
そうすると、今まで囚われていたパターンから抜け出します。
そして、パートナーとの関係性が良くなったり、優しいパートナーに出会えたりするのです。
もし、恋愛もアダルトチルドレンもまるっと改善したいなら、どうぞ↓をご覧くださいね。
以下の記事を合わせてお読みいただくとアダルトチルドレンへの理解が深まります。
- アダルトチルドレンのカウンセリング:ACヒーローの場合
- アダルトチルドレンのカウンセリング:ACスケープゴートの場合
- アダルトチルドレンのカウンセリング:ACプリンス(プリンセス)の場合
- アダルトチルドレンのカウンセリング:ACピエロ(クラウン、マスコット)の場合
- アダルトチルドレンのカウンセリング:ACロストワン(ロストチャイルド、ロンリー)の場合
- アダルトチルドレンのカウンセリング:プラケーターの場合
- アダルトチルドレンのカウンセリング:イネイブラーの場合
- アダルトチルドレンのカウンセリング:ケアテイカー(リトルナース)の場合
- アダルトチルドレンのカウンセリングとは?主な内容、効果、料金
- アダルトチルドレンのカウンセリング(オンライン&対面)神奈川県相模原市
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