NLPでは視点を変えるエクササイズがたくさんあります。
アソシエイト(Associate)とディソシエイト(Dissociate)の概念もとても大切です。
簡単に言うと、主観と客観の視点の違いです。
- アソシエイトとは?
- ディソシエイトとは?
この記事では、NLPの主観と客観の概念であるアソシエイトとディソシエイトについて説明しています。
目次
NLPのアソシエイトとディソシエイトとは
NLP(神経言語プログラミング)においては、アソシエイトを主観的になること、ディソシエイトを客観的になることと言葉を定義づけています。
人は感情が強い場面では、アソシエイトしていることが多く、感情の強い記憶を思い出した時にも主観的になっています。
その逆に、感情が伴わない冷静な記憶では、ディソシエイトしていることが多く、客観視しています。
つまり、アソシエイトとは「自分目線で見ている」状態のことで、ディソシエイトとは「自分の姿も含めて見ている」状態のことです。
特徴としては、アソシエイトは感情を強く感じている場合が多く、ディソシエイトは冷静に対処していることが多いです。
例えば、40歳の人が子どもの時の運動会を思い出した時に、お父さんやお母さん先生が大きく見えて、校庭も広く見えて、自分目線で見ていたとします。
この場合の思い出の記憶としては、子どもの時の主観体験をそのまま記憶したために、サイズ感も目線も一緒でアソシエイトしていることが確認できます。
もしも、この場面で、「自分の小学校時代の姿」が見えていたら、ディソシエイトしていて「客観的に見ている」ことになります。
視点を変える方法はこちらでも紹介しています。→ポジションチェンジ
アソシエイトとは
NLP(神経言語プログラミング)では、アソシエイトを主観的と訳しましたが、心理学用語としては「連合」や「連想」と訳します。
連合とは何かを思い出した時に一緒にくっついてくるもの、くっついている全部という表現です。
ですから、その意味が転じて主観的になっている状態のすべてをアソシエイトと言っています。
ディソシエイトとは
NLP(神経言語プログラミング)では、ディソシエイトを客観的と訳しましたが、心理学用語では「分離」と訳します。
先ほどのくっついているアソシエイトから、分離することでディソシエイトとなります。
ですから、正確には客観的(第三者)というよりもメタ(まったく関係ない)という意味合いが強く、言うなれば「スーパー客観視」のような状態です。
客観的とは、「状況の中で第三者」なのですが、ディソシエイトは「映画を見ている観客」のようなイメージです。
ですから、映画の中とは関係ないお客さん=「分離」という意味なのです。
あなたの感情の感じ方のタイプは?
アソシエイトとディソシエイトの癖が感情の感じ方に出ます。
楽しいことやポジティブなことは主観的に感じられたらハッピーですし、ネガティブなことを客観的になれたら冷静に振り返ることが出来ます。
以下4タイプありますが、あなたはどのタイプですか?
ポジティブ感情 | ネガティブ感情 | |
ポジティブタイプ | 主観的になりやすい | 客観的になりやすい |
ネガティブタイプ | 客観的になりやすい | 主観的になりやすい |
一喜一憂タイプ | 主観的になりやすい | 主観的になりやすい |
無感情タイプ | 客観的になりやすい | 客観的になりやすい |
例外
感情の強いものはアソシエイトと言いましたが、カウンセリングをしていると、トラウマなどの記憶の場合に、ディソシエイトしている人が良く見受けられます。
人の心の防御反応として、分離や解離をすることで、自分を守った結果だと思われます。
ですが、このままだと楽しむことなどのポジティブ感情も薄いことが良くあります。
自分を守った結果として、すべての感情を固く閉ざしてしまうのです。
この場合はトラウマを解消することで、心が安全を感じると自然とアソシエイトしやすくなり、感情を感じるようになります。
アソシエイトとディソシエイトの使い分け
ネガティブな思い出をディソシエイトすると、冷静に感情を下げて意味づけを変えることが出来ます。
逆に楽しいはずの記憶は、もしもディソシエイトしていたら、アソシエイトすることで楽しさを感じやすくなります。
NLP(神経言語プログラミング)は人生を豊かにして、充実させる方法なのです。
NLP(神経言語プログラミング)の詳細はこちらです。→NLPとは?
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