NLP(神経言語プログラミング)でお子さんの苦しみを乗り越える方がいます。
その貴重なお話を学院の卒業生の仲村ゆりかさんからおうかがいします。
仲村さんは現在カウンセラーとしてもご活躍中です。
目次
息子の家庭な暴力・娘の摂食障害を越えて、何十年越しの待望の変化! 仲村ゆりかさん
日本NLP学院卒業生の仲村ゆりかさんのインタビュー記事です。
現在、仲村さんはお母さん向けのカウンセラーとしてご活躍中です。
二児の母親。塾講師。保育サポート・ファミリーサポートを15年以上おこない、主に子育て中のママ、拒食症のお子さんを持つママのカウンセリングをしている。
NLP(神経言語プログラミング)の実践的かつ体感的なワークと無意識を大切に扱うワークに魅了され、生きやすさを伝える心理カウンセラーになる。
NLPを学ぶきっかけを教えてください。
いわぶち
それでは、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
幼稚園の年中から小学校6年生までを対象にした塾の講師をしています。
子育て支援のボランティアや保育サポートの支援もしています。
ある時、息子の家庭内暴力がはじまり、警察、青少年センターにも行きました。
心理カウンセリングの勉強をしていたので、そこの先生にも相談に行ったのに何の手ごたえも無くどうにもならなかったんです。
ここで何とかしないともうダメだと思ったんです。
自分の中で何十年と心理カウンセリングを勉強してきたからこそ、もう自分が変わるしか方法がないと思いました。
色々やってきましたが、唯一自分が変わることが出来なかったからです。
人の相談には乗れて、傾聴も出来たし励ますことも出来て、そうしながらも自分が変われないと言うのが凄く苦しかったです。
私に残されたのはNLPしかなかったんです。
本当に切羽詰っていたので、「だめもとでも行くしかないかな、ここしかない!」と思って日本NLP学院に飛び込んだら、本当に見る見る息子が変わっていきました。
仲村さん
いわぶち
よかったですね。NLPベーシックコースにいらっしゃったのはいつでしたっけ?
私の誕生日でした。
学び始めの次の週に仕事に行ったら自分でも変化を感じていて、さらに第三者が私の変化を認めた時に、心の中でガッツポーズしていました。
穏やかな気持ちだったので、第三者は気づかないだろうと思っていました。
これは私の中だけの成果だと思っていたら、職場のベテランの講師と教師が「今日は〇〇君、落ち着いて授業できていたね。」って笑顔で言われたんです。
それで、「NLPって凄い!!」って思いました。
1年前は本当に酷い状態で、そんなことやっている間に息子に殺されるかもしれないっていう感じでした。
NLPをやりながらも色んな人に相談したりとかしながら積み重ねて行きました。
仲村さん
NLPの成果はいかがでしたか?
最初は家を空けることが怖かったです。(息子さんの件)
以前、家に内鍵がかかっていて入れなかったことがあったので、1日出かけるのはどうしようかなと思っていました。
帰るときにいつも、今日は入れなかったらどうしようと。
受講に来るときは、お金より何よりそこに躊躇していたんです。
「今日大丈夫かな?今日大丈夫かな?」と、いつも不安でした。
でも、あるときドアが開いていて、息子は普通にテレビを見ていたのに驚きました。
前は、お腹すいているはずなのに、これ見よがしに食事が捨ててあるんですよ。
「ご飯買って来たけど食べる?」って置いていても一緒には食べなかったんです。
でも、ちょっとずれて食べたりとか、台所で立って食べたりとか、一人で食べたりとかするようになってきました。
受講を始めてから、「お弁当買って来たけど食べる?」と言うと一緒に正面に座ってもくもくと食べて部屋に行くこともありました。
NLPを学びに行って、ちょっとずつ変化していったんです。
ある日、息子が夕飯を食べ終わった時、息子が後ろのテーブルのところで同じテレビを一緒に見ていました。
小さなことですけど、細かいことの積み重ねでその内段々息子が首を立てに振るようになり、私が作ったものも食べるようになりました。
洗濯物を取り込んでおいてと言えば授業から帰ってきたら洗濯物が取り込んであったりとか、犬が怯えなくなったりとか、いつしか息子の周りの黒い煙が取れました。
今年に入ってから、首を縦横に振るようになって、うんという言葉がついてくるようになって、でも機嫌が悪いと何も言わない。
今は会話をするようになって、私は息子がしゃべったことにビックリしました。
大学どうなの?と聞けば大学の話をしてくれて。
免許も自分のお金で取りに行っていて、今年の9月には二十歳になりました。
ハッピーバースデーの歌を歌ったら、笑って。
写真取るよと言えば今までは逃げたのに、逃げることも無く、みんなでケーキを分けてお姉ちゃんとも会話をしていました。
仲村さん
いわぶち
息子さんは娘さんと話さなかったんですよね。
お姉ちゃんもそういうのを見るのが嫌だから息子をバカにしていたんですよ。
「あんなやつ出て行けばいい。最低。ただのわがまま!」と言って家に帰って来なかったです。
主人も単身赴任だし、みんなバラバラで。
息子が嫌で私は1回家出もしたことあるんですけど。
本当にパンツだけ持って出たものの何も自分のものが無くて困ったという事もありました。
この間はお姉ちゃんの誕生日だったので、かにを食べに行きたいというので行きました。
会員カードに家族の誕生日を書くことがあり、そこに10月誕生日と書いてあったのを見て、
お店の人が気を使ってくれて小さいケーキを持ってきてくれて「写真も取ってあげますよ」と言ってくれたんですよ。
「うちは写真を撮るような家族じゃないよ!」って思った時に、私は世間体を気にしていると気がついたんです。
どうしようと思っていたら、息子が写真撮る位置に移動してみんなで撮ったんです。
その写真を見たら、ちゃんとピースしていたんです。
仲村さん
いわぶち
何年ぶりの写真なんですか?
10年以上かな?主人がカメラマンだったりして4人での写真は無かった。
お姉ちゃんは拒食症で私と接するのが絶対嫌だったんです。
親子で撮った写真が無かったですね。
私と2人というのは無いんです。
でも、娘も凄く変わってきて、今は娘の方が「お母さんどこどこ行こう」とか言ってくれて、今月も旅行に行くんですよ。
息子にも「今まで辛い思いさせて申し訳なかったね」と謝れたし、娘も摂食障害の時に命の危機で大変だったけど、今は復活して働いています。
摂食障害の専門の先生に、うちの子も死ぬか生きるかの所でここに来たんですと言いました。
すると「それはお宅の娘さんの生命力なんですよ」と言われたときに、ふと無意識のことが思い浮かんで。
「そうだ!生かしてくれていたんだ!」と気づきました。
娘の心臓を動かしてくれていたのは、娘の内面だなという事に気づいて。
今までは外にばっかりお礼を言っていた。
近所の人とか周りにはお礼を言っていたけど、一番は彼女の心臓とかを動かしてくれていたのは彼女の無意識なんだなと気づきました。
娘に無意識シグナルとNステップリフレーミング(NLPのスキル)をやってみました。
娘はよくわからなかったみたいなんですけど。
娘は今だから、成果だけは「すっ」て入ったみたいでした。
今彼女がこうして生きているのは、みんなのおかげでもあったけど、拒食症の時は、この子倒れるはずなのに、心臓とか、腎臓とかが人よりも強い。
その時は心臓とか腎臓が強いだけだと思っていたけど、彼女の心臓とか腎臓を動かしてくれていたのは彼女の無意識が一所懸命頑張ってくれていたんだなとその時改めて気付きました。
娘にも自分が困ったときに無意識に聞いてごらんと教えたり。
「無意識は自分自身を絶対に裏切らないんだよ」と言ったら、凄く納得したようでした。
自分自身と会話すると絶対上手く行くからねと。
私がブログ書いてこうやって自分の夢に向かっていけるのも、お母さんはいつも自分自身と対話して、「今日もありがとう」と言ってるんだよと。
以前、息子は暴れている時「傷ついているんだ!!」と叫びました。
ずっと謝りたかったんですが謝れなかったんです。
どのタイミングで言おうかなと思った時に、二十歳の誕生日だなとずっと心に決めて、
ちゃんと言うのは恥ずかしかったので、何となくリビングでゴロゴロしている時に、
「傷つけて悪かったね。二十歳になったので、これからは自分のやりたいことをがんばりなさい。」と伝えました。
自分の中では、息子や娘に謝れたということが、とても大きな喜びでした。
私はこういう状況を願っていたんです。
あんなに苦しんで、何十年カウンセリングを学び、ロールプレイもし、カウンセラーと名のつく本を出しているような先生とお話をしてきたのに、何も納得できなかったのは何だったんだろうと思います。
「それがあったから今があるんじゃなない?」と言われますけど、「あの何十年は何だったんだろう?」と夢のようです。
NLPでは「1年」でこんなに変わるなんて・・・。
別に凄いまじめにNLPをやっていたわけではないんです。
楽しんで1日すごして、自分を認められるようになって、沈んだときにどうやって過ごせばいいかを考えられるようになりました。
どうでもいいことはどうでもいい事として考えられるようになったりとか、悪いことで落ち込まなくなったりとかとか、知らないうちに心が変わってきたんです。
仲村さん
いわぶち
悪循環に入らなくなったんですね。
そうですね。NLPのおかげで私の中で自分自身を裏切らない無意識と、コミュニケーションが取れるようになったのが大きいです。
仲村さん
NLPをおススメしたいのはどんな人ですか?
生きにくい人ですかね。
何かがあるから生きにくいとかではなく、不登校の人とかもカウンセラー行ったり、そういうサークルに行ったりして努力をしているけど何も変わらない人ですね。
自分が変わらないといけないと思っていても、変わる方法がわからない人です。
親子関係で、どうにもならなくて辛い日々を送っている人です。
凄く一所懸命ワークをやって変わるというのはわかりますけど、ココって、喋って、ランチ食べて、みんなと楽しくしている。
それが知らぬ間に何かを変えているというのが凄いと思います。
色んなところ行く気があるなら、NLPを学びに来て欲しいですね。
仲村さん
今後の活動を教えてください。
今後は、カウンセラーとしてやりたいことがあるのでそれをやりたいです。
癒すのは大事なんですけど、どうせ辛いのなら楽しみながら乗り越えたいっていうのが私の目標なんです。
例えば、話を聞いても現実は中々変わらないじゃないですか?
だったら一緒に楽しめることを企画して一緒にやったりしたらいいんじゃない?と。
多動拒食症で動くことが心配なんだったら、お母さんと一緒に身体の負担が無いように運動したり。
そういう崩れちゃった家族は、コミュニケーションとろうと思っても難しいので。
拒食症の親子教室とかでやったら楽しいんじゃないかな?
楽しい状況でやったら、一瞬でお母さんが変わるじゃないですか?
スキンシップがなかなか出来ないから、こういうのがあれば自然とスキンシップが取れるのでそういうのがいいなって。
楽しいこともしながら、この状況を乗り越えたらいいなと。
辛く乗り越えるか、楽しく乗り越えるかで現実は全然違うのかな?と。私は辛かったので。
仲村さん
いわぶち
なるほど。自分の内面が変われば、現実も変わっちゃうんですけどね。お母さんたちが色々話が出来る場っていう事ですかね?
精神障害の集まりに行くといつも慰めあっているんですよね。慰めあってどうするの?と言うのがいつもあって。
もちろん辛かったねと共感するのは大事だけど、じゃあこれからどうしていく?と発展的に発言しあえる場を作ってあげたいんです。
お話聞いてもらえる場は色々あります。
お母さん大変だったねと言って貰える場は色々あるんだけど、大変だったねと言われたからって家帰ったら凄まじい現状があります。
念仏のように唱えてじゃないと自分の家にいられないような状況だと、自分の経験から言うと1時間位しか持たないんですよね。
アドバイスを聞いて守ろう守ろうとしていると、自分から黒い煙が出てくると今は思います。
守ろうと思うがゆえに、自分のストレスがいっぱいで。
でも自分を守ろうとしている時は同じ言葉であろうと、息子にとっては怒っているとわかる言葉だったのかな?
仲村さん
いわぶち
苦しんでいるお母さんたちが、楽に楽しくなってもらいたいという事ですか?仲村さんは生き証人ですからね。
そうそう!私こんなに苦しかったのに、若いときからなんで私こんなにイライラするんだろう?
何でかな?何でかな?というのがありました。
初めて言いますけど、私いじめられっ子じゃなくて、いじめっ子だったんです。小学校のとき。
でも、それがなんでかわからなかった。ただイライラしていました。
影でいじめる子だったんです。そうそう。転校生とか、大人しめの子とかを。
いじめられたんですと公表する人はいるけど、いじめたんですって言う人はあまりいないでしょ?なんかわからないけど、イライラしていたんです。
別にいじめたかったわけじゃない。なんかイラっとしていたんです。
それは、今思うと寂しさの裏返しだったのだと思います。
満たされない思いを親には言えないので、そういう子に八つ当たりをしていたんですね。
それは大きくなってからわかりました。いじめる子とか見ると心が寂しいんだろうな。
そういう表現しか出来ないことがかわいそうだなと。私は幼少期からのイライラが消えましたが。
今年に入ってから、自分自身が劇的に変わりました。
先生の事務所で、こんな私はダメだったって言うのに気付いて。
それまでずっとイライラしている私しか知らないから、短気な性格なんですよと思っていました。
これは性格だからと。のんびりした性格があるように、私はイライラしやすくてカッとする性格なんですよと言って。
仲村さん
いわぶち
自分を誤解していたんですね。
はい。私こういう性格だから。こういう短気な性格で、でもなんか疲れるなと。
性格ではなく、根本にいろんな想いがあったと気づけたのはよかったです。
男性に対してイライラしなくなって楽になりました。
どこに行っても男と女しかいない。今まで中世的な人が楽でした。
喋っていて。仕事していても楽ですね。男と女しかいないじゃないですか?良好な感覚で働ける。
今働いている教室が犬猿の仲の男性がいる教室で働いているんです。
凄く嫌いだったんです。向こうも私を見ると怯える。
あれを克服してから、気にならなくなって今では仲良くなっています。
仲村さん
いわぶち
知らないうちに攻撃モードになっていたんですね。
凄いイライラして、カーってなって。
その男の子は私を見るといつも、すみません、すみませんと言って。
それにまたイライラする。人って怯えている雰囲気を見てイライラするんだなと。
その怯えた感じが、私の中では凄くイラってする。私見て怯えるの?って言うのでカーってなって。
わからないくらいイライラしていて、更年期障害だと思って心療内科にずっと行っていて、この2年間ずっと漢方を飲んでいました。
日本NLP学院に通うようになって、薬が余っています。いらなくなりました。こんなに変わるんだって、びっくりです。
仲村さん
いわぶち
特にNLPは、生き証人が必要だと思うんです。
知らない人がまだまだ多くて、成果について誤解されている方が多いんですよね。知らないので。
精神的なものをやっている人にNLPって何ですか?と聞かれたので、実は男の人が苦手だったんだと言いました。
「いつも仲村さんがわーって言っているので、また始まったと見ていました。でもそういう想いがあったんですね。」と言われました。
お母さんがいつも怒っているみたいな感じで見ていたみたいです。
今はその男の子を見てもイライラしないし、ただ周りが私が怪獣みたいだと思っているので、仲村さんこれでいいですか?と確認してくることに、何か言わなきゃいけないのかな?と言うのはあります。
息子のことを相談していた人達には、良かったねといわれます。
「息子さん、今は喋るの?」と訊かれて、「今は大学のことを話したりするよ。今まで心配かけたけど安定した暮らしをしているよ」と。今まで心配かけた人達に御礼を伝えています。
そうするとやっぱりどうしても、「何でそんなに変わったの?」と聞くじゃないですか?
警察にも行って、色んなところに行っていることを知っている人は、そういう所に行っても変わらないっていう事を知っているから、何で変わったの?と。
仲村さん
いわぶち
不思議に思うんですよね。真逆になったんですからね。
最後に皆様へ向けて
そう。「私は、今、人生の中で一番心がおだやかで軽くなって生きやすくなったよ。」と、知人に言っています。
私の変わりように、みんな興味津々で、ココを検索していますよ。
(笑)埼玉のサークルの人達はみんな調べていますね。
私が必死の顔して来ていたのを見ているので変わったのを実感していますから。
NLPっていうのをやって、それだけで変わったの?と驚いています。
私が一番本を読んで励まされたのが、自分自身が一番のモデルだということです。「そうだよね。この私が変わった。」
みなさんに、私の体験をお伝えすることで、辛い思いをされている方のお役に立てればうれしいなぁーと、思います。
この1年は、私にとって気づいたら、変化していた!!すてきな1年でしたよ。
仲村さん
仲村さん、今日は貴重なお話をありがとうございました。
仲村さんによって、たくさんの人が最高に幸せな人生を手にすることを願っています。
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